ねらい
- 家庭での生活のリズムを把握し、1日の生活の流れに見通しを持ち、ゆったりとした生活を送れるようにする。
- 園庭や室内など安心できる場所で、抱っこやスキンシップを通し、保育者との関りを楽しむ。
内容
- 安心して保育者に授乳してもらい、満足する。
- 落ち着いた場所で安心して眠る。
- 保育者に抱っこされたり、話しかけられたりして、少しずつ新しい環境に慣れる。
- 腹ばいで機嫌よく過ごしたり、ハイハイを十分にする。
- オムツを交換してもらい、気持ちよく過ごす。
- 保育者に食べさせてもらったり、手掴みで満足するまで食べる。
環境構成・援助と配慮
- 授乳の際は口元を見ながら、吸い付き加減によってキャップの締め方を調整し、泡の大きさを確認していく。飲み終えたら縦抱きにして必ず排気をさせる。
- 保育者の目の届く場所に寝かせ、SIDSチェック表を使用しながら、呼吸や姿勢の変化をよく観察する。
- ゆったりとした雰囲気の中で、子どものまなざしにこたえたり、優しく語りかけながらスキンシップはかったり、ふれあいを楽しめるようにしていく。
- 腹ばいにしたときは、近くで見守り、苦しそうなときはすぐ抱っこしたり仰向けにし、無理のないようにする。
- ハイハイをする際は、踏んだり、ぶつかって怪我のないように、玩具を片付けておく。保育者は危険のないよう近くで見守りつつ、一緒に体を動かし、十分に這う機会を持てるようにする。
- 「きれいにしようね」と言葉をかけ、ゆったりと歌ったり足をさすったりして、気持ちよくオムツを変えられる雰囲気をつくっていく。
- 手で持ちやすい形状の野菜や一口サイズのおにぎりを用意し、十分に手掴み食べできるようにする。
健康・安全への配慮
- ひとりひとりの既往症・予防接種歴を確認し、発達・発育状態を把握する。
- ハイハイや歩行の不安定な子どもが多いため、玩具を片付けてスペースを広く取り、安全に十分に遊べるようにする。
家庭との連携
- 園での生活の様子と家庭での様子を丁寧に伝え合い、安心して子どもを預けられるように信頼関係を築いていく。
- 子育てに関する疑問や悩みは、保育者も一緒に考えていきたいので、遠慮なく相談してほしいことを伝えていく。
- 職場復帰への不安や子どもと離れる寂しさなど、様々な葛藤を抱える保護者もいるため、送迎時に保護者の不安を丁寧に受け止め、子どもの安定した姿を伝え、成長の喜びを共有していく。